【修造チャレンジ】

3月4日に2年ぶりに修造チャレンジに参加して来ました。

今回は12・14歳以下の子達を対象にテクニックやトレーニング、
栄養学、また夜のミーティングではチームとしてどう成長するか?
等の講義を受けました。
簡単ではありますがご紹介致します。

 

   【主催】 修造チャレンジ/共催:日本テニス協会

   【対象】 12.14歳以下男子ジュニア選手

   【期間】 2014年3月4日~7日

   【会場】 ナショナルトレーニングセンター

                  ( ハード2面、クレー2面 ともに室内コート )

 
 

2014年3月4日

 ■13:00~参加選手ミーティング

   合宿が始まる直前、松岡氏を待つ緊張感ある空気に、

        選手・スタッフ一同気合いが入ります。

   松岡修造氏

            今回のテーマは【日本の常識を世界の常識に変える!】です。

            その為には自分が主体となり考えてアクションを起こす、

             という内容です。具体的には次の通りです。

             

 ■14:00~16:15 オンコート練習

   テーマは 『主体性、自分で一球一球考え、スピードを

      調整して打つ。 25.50.75%の力で打ち分ける。

      〈練習〉1, 片方が土台となり常に50%の力で打ち返すのに対し、

                      もう片方 25・50・75%の力で打ち分ける。

                     (自分で決断しスピードを変える)

      〈練習〉2, 同じ内容で今度は回転を変える。

                     スピン、スライス、ヘビートップスピン等)

 ※ 練習メニューとしては意外とシンプルですが深く打つ、回転、スピードを

         調節するにはかなりの集中力が必要になります。

プロの練習は迫力満点
プロの練習は迫力満点

引き続きオンコート練習

 
    今回は練習中に元日本代表の岩渕選手もかけつけてくれて、
    プロと同じ練習も実践してくれました。
〈練習〉1,
       2対1のボレー対ストロークですが、かなりの振り回し。
       諦めないでボールを追う姿勢や、どんな状況からでも
       打ち返すようにします。
〈練習〉2,
       シンプルなボール出しですが自分で決断し打つ。
       ボールに支配されない、自分が支配する側に立つ。
 
   
 

 

 ■16:15~17:15 トレーニング(オンコート)・フィールドテスト

    <トレーニング項目>

     *20ヤードダッシュ、*メディシンボール投げ、*ヘキサゴン

     *スパイダー、       *サイドステップ・・など

 ■17:15~17:45 栄養学の講義 (JOC栄養学の高橋氏)

   食事に対しては、5つのカテゴリー』に分けてとらえていくこと。

     1.カテゴリーを揃える

                <例> 主食・汁物・野菜・・などバランス良く。

     2.食事の量を考える

        より細かく計算することが重要!

                    いつ? どのくらいの量?を取得するか。

        性別と年齢、選手の体重、競技別レベル、毎日の練習時間などで判断。

      <例> 身長161cm、体重52kg、練習3時間で 3500カロリー必要となる。

         ※ ちなみにアンディ・マレー選手は、6000カロリーも必要とします。

     3.食事の質を高める

        肉・魚・豆腐・たまごなどのタンパク質を取る。アミノ酸の必要性

        肉は、牛・鳥・豚・羊、なかでも羊は世界で戦うには必要。

     4.タイミングを逃さない

        練習後30分以内にパンやジュース等を取ることにより、その後の回復が違ってくる。

        その後2時間以内でちゃんとした食事を摂取する事が大切。

     5.有効に活用

        1番は寝る事 夜22時~午前2時の4時間を挟んだ睡眠を取ることにより、

        成長ホルモンが分泌され、優良な食事の効果が上がる。

                 

         @ また今回はソチオリンピックにおける興味深い話が聞けた。

                       

    〈例〉ボクシングの村田選手はNTCと同じメニューを会場でも食べた。

                     伊達選手は練習内容によって食べる物をかえる。

                     ジョコビッチ選手はグルテンフリー(小麦粉を含まない食事)を       

                     とることによりパフォーマンスを向上させた。

   

    @ 今回はEAT to WIN!勝つためには食べる!というのがテーマでした。

        ジュニアのみんなはちゃんと食べてますか?

 

 ■19:00~21:30 松岡修造氏をまじえてのミーティング

   JOCキャリアカデミープログラム<Team Building> 

      自分が強くなったのは誰のおかげ?

      *両親*コーチ*スポンサー*友人

      どうしたらもっと応援してくれるか?

      ここではゲームをしながらチームで協力していく姿勢を

               身につけました。

     1.チームがみんなが協力するためにはどんな態度or行動?

       *素早く行動、*声を掛け合う*相手の気持ちを考える。

       *挨拶*積極的

        では逆に反省点は・・・*自分の役割を守る*人の意見を実践していく。

     チームの成功にはサポートの他にこのゲームで使った行動・言葉で実践していくことが大切。

       

  櫻井コーチ:アメリカ遠征の話

     14歳でゴールではない(世界を目指す準備をする2~3年後)

     根の部分が大切。

     トレーニングについての話ではテニスが上手の前にスポーツ選手で

     なければならない。リズム・ハードル

 

   <西岡選手の場合>

     * 言葉は積極的に話しかけた。

     * 技術面では試合に出続けた。  

     * コーチが変わっても自分の考えを持ち続けた。

      ① テニス選手の資質・・・スピード・コントロール

      ② テニス以外での資質・・・自分で切り替える(客観的)=(自主性)

      まとめ

      準備 ⇒ イメージ ⇒ 決断 ⇒ 表現

      *特に大事なのはイメージの部分、必要なのは「自主性」