ジュニア通信 ヤエレナ・ゲンチッチ(Jelena Gencic)講習会

2012年1月23日

    

       ジョコビッチを育てたコーチ『ヤエレナ・ゲンチッチ』のテニス講習会に参加して来ました。

       折角ですので、その一部をレポートしたいと思います。

     もっと詳しい内容を知りたい方や講習ビデオ等については、直接お声を掛けて下さい。

                                                                                               (RYU)

        場所:小田急町田アメリカンテニススクール

        講師:ヤエレナ・ゲンチッチ

        午前 ・・・ コートにおいて、オンコートでのドリル・実践形式の練習等について

        午後 ・・・ 室内(セミナールーム)にて選手育成等の質疑応答など

 

■講習会内容

 

 (午前の部)

  主にオンコートを主にした ドリル・実践形式の練習について

    指導を受けました。

  練習では、次の点に気を付けてレッスンを行うことが大事ということです。

    1.ストローク 2.ボレー 3.リターン 4.サーブ 5.パワー

 

     また、レッスンで気をつけなければいけない事としては、1つのショットだけではなく

  実践に即した連動性で練習する大切さを学びました。

       (例)ボレーだけ ×、  アプローチからボレー ○

 

  ジュニアがミスをしたらそのままにしない。理由を聞き考えさせる。

  そのままにしてしまうと、体がミスを覚えてしまい良いイメージに結びつかない。

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 (午後の部)

  セミナールームに場所を移し、ジュニア選手の育成方法等について、

  質疑応答の形で行われました。

  

    ジュニア育成で大事なことをいくつか紹介しますと。

 

 *アドバイスを与え過ぎない。

   ジュニアの意見を聞き一緒に進める。

   練習の前に、内容・目的等を細かく説明し、ジュニアが理解した上で

   進めなければいけない。

 

 *ランキングに惑わされない。

   ランキングがあるがゆえに子供にプレッシャーがかかる。

   ヨーロッパの12歳以下はランキングがない。

  (例)親から子へ・・ランキングを意識し過ぎて、相手に勝たなければいけないと

              強く望み過ぎると、やがて燃え尽き症候群にも繋がってしまう。

 

 *タレント発掘にはどのように?

   ジョコビッチは、5・6歳の時にキャンプに来た時、コーチの目と目をハッキリと見て

   話を聞いていた。

    また、練習時には 同じメニューでも自分で考え進めていた。(ビデオ参照)

■講習を受けて

  今回 ヤエレナコーチから強く感じたのは、「心と心の繋がり」 が大事であるということです。

 

   ジョコビッチの小さい時は、才能がありながらも家にお金がなく、お父さんが銀行から

  お金を借りてテニスをさせた話や、ヤエレナコーチも一銭も貰わずコーチをしていた話を

  聞きました。 まさに 信頼関係がないと とても出来ることではありません。

 

  私も ジュニアの皆さんと共に 今まで以上に 「心と心の繋がり」 を持って、テニスに

  向かい合っていきたい との思いが強まりました。

   まだまだ勉強中ですが、今後も宜しくお願い致します。

【フォトギャラリー】

      レッスン中の写真をフォトギャラリーにUPしました。 ご覧下さい。 

 

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