『修造チャレンジ』  ~16歳以下男子選手の合宿~

修造チャレンジ 専用ボール
修造チャレンジ 専用ボール

 『修造チャレンジ』 参加して来ました!

    今回(3/6) 初めて『修造チャレンジ』に参加させていただき、

       トップジュニアの練習風景やコーチ陣のアドバイス、施設などを

       自分なりに見て・聞いて・感じて来ました。

       この貴重な体験談を 皆様にお伝え出来ればと思い、報告させて頂きます。

       ※現場コーチング・ミーティング等で内容が深く・濃密な時間でしたので、

          あまり良い写真を撮ることが出来ませんでした。

            お伝えするのに少々残念な形ですが、ご容赦願います。 (RYU)

室内コート:ハード2面・クレー2面
室内コート:ハード2面・クレー2面

 

   【主催】 修造チャレンジ/共催:日本テニス協会

   【対象】 16歳以下男子ジュニア選手

   【期間】 2012年3月6日~9日

   【会場】 ナショナルトレーニングセンター

                  ( ハード2面、クレー2面 ともに室内コート )

緊張します。
緊張します。

2012年3月6日

 13:00~参加選手ミーティング

   合宿が始まる直前、松岡氏を待つ緊張感ある空気に選手・スタッフ一同

      気合いが入ります。

   松岡修造氏

             錦織圭選手の活躍により、日本テニス界が盛り上がっている。

       次の世代もデ杯ジュニアの部で準優勝して 今の君達の世代も

       ぜひ続いて欲しい。

全仏と同じコートです。かなり跳ねます。
全仏と同じコートです。かなり跳ねます。

 ■14:00~16:15 オンコート練習

   テーマは 自分のテニス』分で一球一球考え、スピードを

      調整して打つ。 50%・70%・90%の力で打ち分け、尚且つボールの

      回転(エッグボール・ドライブ・スライス)を使用しながらのラリーを行う。

      決して相手と同じ球質のボールは打たない。

        <例>スライスが来る→エッグボールで返球 等  

 

 ※ 練習メニューとしては意外とシンプルなようですが、1球に対する集中力を

   かなり必要とするので、メンタル・技術共に非常に良い練習になります。

    簡単な手打ちで返球しないこと。

念入りにストレッチ
念入りにストレッチ

 

 ■16:15~17:15 トレーニング(オンコート)・フィールドテスト

    <トレーニング項目>

     *20ヤードダッシュ、*メディシンボール投げ、*ヘキサゴン

     *スパイダー、       *サイドステップ・・など

 ■17:15~17:45 栄養学の講義 (JOC栄養学の高橋氏)

   食事に対しては、5つのカテゴリー』に分けてとらえていくこと。

     1.カテゴリーを揃える    <例> 主食・汁物・野菜・・などバランス良く。

     2.食事の量を考える

        より細かく計算することが重要! いつ? どのくらいの量?を取得するか。

        性別と年齢、選手の体重、競技別レベル、毎日の練習時間などで判断。

         <例> 身長161cm、体重52kg、練習3時間で 3500カロリー必要となる。

            ※ ちなみにアンディ・マレー選手は、6000カロリーも必要とします。

     3.食事の質を高める

        肉・魚・豆腐・たまごなどのタンパク質を取る。アミノ酸の必要性

        肉は、牛・鳥・豚・羊、なかでも羊は世界で戦うには必要。

     4.タイミングを逃さない

        練習後30分以内にパンやジュース等を取ることにより、その後の回復が違ってくる。

        その後2時間以内でちゃんとした食事を摂取する事が大切。

     5.有効に活用

        1番は寝る事 夜22時~午前2時の4時間を挟んだ睡眠を取ることにより、

        成長ホルモンが分泌され、優良な食事の効果が上がる。

 

  『胃を強くする2つのポイント』

     A. 乳酸菌を積極的に取る  <例> 納豆・キムチ・ヨーグルトなど

     B. 食物繊維は欠かせない ・・・ 生野菜など

 ■19:00~21:30 松岡修造氏をまじえてのミーティング

   松岡氏 今年の全豪オープンで活躍した錦織圭を振り返り、昔は日本人には無理と

         思われた事が、今では 「日本人にも出来る!」 と思いながら、選手はplay

         している。

   櫻井氏 2002年に錦織選手と海外遠征をした時の話

         1年で3大会に出場(オーストラリア・フランス・オランダ)した。

        14・15歳で遠征する方が、自分を変えられるチャンス。大きくなってからは無理。

         なぜならプライドが邪魔をするから。 小さい頃からのしつけが大事。

        「失敗が悪い事ではなく、1度の失敗でくじける事がいけない」=あきらめない

        アメリカ遠征では、以下のことが大事。

         1:事前の準備、 2:積極的に感じる、3:今の自分と将来の自分の姿を描く

 

  <修造チャレンジからのアドバイス>

        経験だけでなく自覚する事。

        遠征は 最初は緊張するが、慣れが怖い。

        日本人は 体格や言葉に不利があるが、チームで頑張る。

■まとめ

   今回は、残念ながらメンタルの話は時間的に聞けず、1日だけの参加となりましたが、

   世界を目指すには何が必要か? という事を少しだけ勉強させていただきました。

   今の日本の現状を把握出来た事や、世界で戦く姿勢や気持ち、昔の土台作りがあって

   今がある事など 今回学んだ貴重な経験を これからの現場に活かしたいと思います。

            これからも宜しくお願い致します。   (RYU)